第1回出雲文化学ツアー「青銅器文化の遺跡めぐり」実施しました

公開日 2014年05月28日

「出雲文化学」授業で講義の主題となった遺跡などを巡る、第1回課外バスツアーが5月17日行われ、同授業を受講している学生、市民パスポート会員合わせて19人が荒神谷遺跡や加茂岩倉遺跡など、古代出雲の青銅器が大量に発見された遺跡を見学しました。
ツアーは午前9時に島根大学を出発し、「景初3年」の文字があることから卑弥呼が中国の魏からもらったのではないかと考えられる三角縁神獣鏡が出土した神原神社古墳(雲南市加茂町)を見学後、39個の銅鐸が入れ子状態で出土した加茂岩倉遺跡(同)へ向かいました。大学で受けた講義を思い起こしながら、銅鐸の出土地や遺跡ガイダンス棟などを見学しました。
荒神谷遺跡では、銅剣358本、銅矛16本、銅鐸6個が出土した現場や、荒神谷博物館の展示物を見学しました。学生たちは複製の銅鐸を鳴らして音色を確認したり、銅矛の重さなどを体感するなど、古代の遺物の感触を味わっていました。
午後からは、四隅突出型墳丘墓がある西谷墳墓群(出雲市大津町)や出雲弥生の森博物館を訪れました。学生たちは、弥生時代全国最大級で古代出雲の王の墓だと考えられている四隅突出型墳丘墓の上に登って古代に想いを馳せ、復元墳丘墓の中にある展示施設を見学しました。次に、古代出雲の歴史を解説する弥生の森博物館を見学して、これまでの講義内容を振り返り、実感していました。

 

神原神社古墳の見学をする様子
加茂岩倉遺跡で銅鐸発見場所を見学する様子
出雲弥生の森博物館で四隅突出型古墳の模型を前に解説を聞く様子

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