公開日 2014年01月16日
今回,釜山大学?海洋学科の高田 裕行 博士に話題提供いただき懇談会を開催します。
皆様お誘い合わせの上,ご参加下さいますようお願い申し上げます。
【題 目】
島根県大橋川橋脚に産する有孔虫殻の酸素安定同位体比について
Isotope signatures of benthic foraminifera on hard substrates in the Ohashi River, southwest Japan
【話題提供者】
高田 裕行 博士(釜山大学?海洋学科)
Dr. Hiroyuki Takata (Marine Research Institute, Pusan National University)
【日時?場所】
日時:2014年1月30日(木曜日) 17:00~18:00
場所:島根大学汽水域研究センター2階セミナー室(201)
【発表の概要】
本発表では,島根県大橋川の橋脚(松江大橋?中海大橋)に付着して生息する有孔虫殻の酸素安定同位体比についての概要を報告する。貝類などと同様に,有孔虫も炭酸カルシウムの殻を形成し,その炭酸カルシウム殻の酸素?炭素安定同位体比は,地質時代の古環境復元に,有用なツールとなっている。本研究では,現生有孔虫に関して,殻の酸素安定同位体比を検討し,宍道湖−中海水系における(近)過去環境変動へ適用するあたって,それがどのような長所?短所を持ちうるかを論じる。(本研究は,David Dettman 博士,瀬戸浩二 先生,倉田健悟 先生,平塚純一博士,Boo-Keun Khim 先生との共同で実施したものです。)
詳しい内容は,汽水域研究センターのHPをご覧ください。