島根大学お宝研究vol.14

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●植物のアンモニア毒性メカニズムの解明 33●宍道湖産のカビ臭産生および非産生シアノバクテリアの遺伝学的解析と蜂谷　卓士（学術研究院農生命科学系　総合科学研究支援センター担当　助教）ほとんどの植物は土中の硝酸イオンとアンモニウムイオンを窒素源に利用します。しかし，高濃度のアンモニウムイオンはアンモニウム毒性と呼ばれる生育阻害を引き起こします。我々は，シロイヌナズナのアンモニウム耐性株を単離し，その詳細な解析によって毒性メカニズムの一端を解明しました。三瓶ダムのカビ臭産生放線菌の群集構造解析林　　昌平（学術研究院環境システム科学系　生物資源科学部担当　助教）宍道湖でカビ臭の原因物質であるジェオスミンを産生するシアノバクテリアには同種でありながらジェオスミンの生産遺伝子を持つものと持たないものが生息していることがわかりました。また，三瓶ダム底ではシアノバクテリアだけでなく，多様な種類の放線菌がカビ臭の原因物質を生産することがわかりました。　お宝研究【vol.10　p.41】