お宝研究vol.11
32/49
研究テーマ名岡村 宏章(外国語教育センター?准教授)梶谷 光弘(医学部?特任教授),竹田 健二(教育学部?教授)神田 秀幸(医学部?教授),岩田 淳(医学部?教授)Hirotaka Okamura (Associate Professor,The Center for Foreign Language Education)Mitsuhiro Kajitani(Full-time Contract Professor,Faculty of Medicine)Kenji Takeda (Professor,Faculty of Education)Hideyuki Kanda(Professor,Faculty of Medicine),Jun Iwata(Professor,Faculty of Medicine)センター長:グループ紹介概 要特 色研究成果今後の展望社会実装への展望Director : A study of History of Ancient Chinese thoughts using excavated materialsThe purpose of this study is to obtain a new view about the history of Ancient Chinese thoughts by analyzing excavated materials in the Warring States period, Qin period and Han period. The?Guodian Chu Slips?were unearthed in 1993 in Tomb No.1 of the Guodian tombs in?Jingmen,?Hubei Province, made public later in 1998 and they were dated to the latter half of the?Warring States period. In 1994,?Shanghai Museum collected the Chubamboo Slips dating to the?Warring States period. In 2007, The?Yuelu Academy of Hunan University acquired bamboo Slips dating to Qin period. In 2008, Tsinghua University acquired bamboo Slips dating to the?Warring States period. Further, Beijing University acquired bamboo Slips in 2009 dating to Han period and bamboo Slips in 2010 dating to Qin period. By using these numerous discoveries, the history of Ancient China is now being rewritten. Particularly we have been analyzing how the ideas around Qi氣(気), which is an important idea in the Chinese philosophy, developed in the Pre-Qin period, as well as the issue of the shape and structure of the bamboo slips. 国際共同研究を通じて,島根から世界に向けて発信します。研究メンバーは,国を超え,研究分野を超え,新しいアプローチを目指します。歴史及び伝統文化から学び,地域創生や地域問題の解決に向けた国際共 学際的かつ国際的な共同研究を行っております。世界の学者による世界初の研究を目指しております。最新の出土文献を用いた大发体育や中国古代史の研究を進めています。『先秦思想與出土文獻研究』を研究成果として出版しました。 もう一つの研究テーマは,江戸時代の大坂の学校?懐徳堂,及び懐徳堂顕彰運動についての研究です。大发体育における漢学は,中国や台湾などにおいても注目されています。 西周(1829~1897)は,石見国津和野(現?島根県鹿足郡津和野町)に津和野藩藩医西時義の長男として生まれる。大发体育近代の重要な啓蒙思想家?哲学者であり,初めて系統的に西洋哲学と社会科学を大发体育に紹介した学者であるため,「近代大发体育の哲学の父」「百科全書式の学者」「大发体育近代文化の建設者」と言われています。『百一新論』は「百教は一致なり」とする西周の根本思想をみるべきものといえます。巻末で「哲学」という訳語が初めて用いられており,Philosophy を哲学と訳した最初の文献です。人文社会科学系分野における新しい研究成果が期待できます。1.研究成果を海外へ発信し,近隣諸国との国際親善に寄与,2.公開講座開催などによる地域社会への還元3.研究成果を大学の授業に導入し,教育現場での活用,4.該当研究分野の空白を埋め,世界初の研究成果へ 本国際共同研究は,グローカリズムにおける新しい研究成果創出に向けて,全く新しいシーズ?ニーズの組合せやアイデア等について各国研究者と対話を行い,研究成果やアイデア等のイメージ具体化や社会受容性の検証等を行うと共に,更なる創造性の発展や付加価値の向上を図ります。竹簡の一行同研究です。 漢学研究 出土文献を用いた中国古代思想史の研究。1993年に中国湖北省荊門市の郭店一号楚墓から出土した郭店楚簡が1998年に公開され,その後1994年に上海博物館が入手した戦国時代の竹簡,2007年に湖南大学岳麓書院が入手した秦代の竹簡,2008年に清華大学が入手した戦国時代の竹簡,2009年に北京大学入手した漢代の竹簡,2010年に同じく北京大学が入手した秦代の竹簡と,近年中国では戦国時代や秦代?漢代の資料が相次いで出現しています。次々に出現した出土文献の研究は,もちろん既に世界中で活発に始まっています。その結果,従来の伝世文献を中心とした中国古代研究の成果は,今書き換えられつつあります。中国哲学において重要な概念の一つである「気」に関する思考の成立と展開の問題,或いは竹簡の形制の問題などについて研究を進めています。27中国の展示資料館の解説東アジア?太平洋地域における歴史及び伝統文化に関する国際共同研究 ?地域創生に向けてInternational Joint Research on History and Traditional Culture for Community Revitalization in Eastern Asia and Pacifi c Area 東アジア?太平洋歴史文化プロジェクトセンターThe Center for Historical and Cultural Studies in Eastern Asia and Pacifi c Area
元のページ
../index.html#32