大学案内2025
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資格取得可能なhttps://www.ipc.shimane-u.ac.jp/ercbr/GUIDE BOOK42環境共生科学科では、土?水?生物などの資源と環境を保全?管理しつつ持続的に利用していく環境調和型社会の構築や実践に必要となる専門知識や技術に関する、科学と工学の両面からの学習を重視します。学生の皆さんは、2年次から環境生物学?生態環境学?環境動態学?地域工学という、互いに重なり合いつつも特色ある4つの教育コースに配属され、多角的な視点から、地域の持続的発展に貢献する様々な手法の修得を目指します。■環境生物学コース森林?里山から農耕地を経て、河川?汽水域に至る広域な環境に生息する生物を対象とし、環境?生物及び生物?生物の相互作用に関する知識と研究手法を修得します。■生態環境学コースヒトと自然の共存や生態系の保全を目指し、生物が生息する水?土環境で生じる多様な現象とそのメカニズムを科学の視点から理解するための知識と方法を修得します。■環境動態学コース環境の動態を理解するための学問と実社会における環境の解析や保全のための理?工学的方法論を学びます。会得した知識を活用して持続可能な環境の実現に挑戦します。■地域工学コース地域の豊かな環境の保全?管理に、高度かつ倫理的にアプローチできる技術者の育成を目指し、実務経験者とも連携しながら実学的な知識と技術を修得します。●高等学校教諭一種免許状(理科、農業)●中学校教諭一種免許状(理科) ●自然再生士補●樹木医補〈環境生物学コース〉●学芸員〈環境生物学コース、生態環境学コース〉●測量士補〈地域工学コース〉 ●食の6次産業化プロデューサー■森林科学部門島根大学には600haの大学の森があります。国立公園三瓶山の麓の三瓶演習林は大学の森の1つで、森林資源を管理するスキルや森林の生態環境を調査研究するスキルを身に付けるための実習教育を行っています。大学の森は卒業論文や学位論文などの研究の場でもあるので、多種多様な分野の学生諸君の来訪を歓迎します。■農業生産科学部門当部門の本庄総合農場は、本学から東に6km離れた丘陵地にあります。15haの圃場では農林生産学科の実習を行っており、実習では、果樹や野菜、食用作物のほか、サクラも扱います。また、イチゴなどのジャム加工も行っています。■海洋生物科学部門(隠岐臨海実験所)当施設は本学から約60㎞北の隠岐島(島後)にあり、大发体育海の海洋生物や離島動植物を題材とした教育?研究活動を行っています。フィールドワークを通じて生物多様性を学習する活動を行っており、自ら採集した動植物を観察し、分類することによって自然を見る眼を養います。また、地球規模で起こる気象?海洋変動について生物群の経年変化をモニターするなど、グローバルな視点で生物多様性を考える力を養う実習などを行います。座学に留まらず、フィールドから学びたい人を歓迎します。生物資源科学部附属生物資源教育研究センターここにしかない自然を活かす附属生物資源教育研究センターは、島根の豊かな自然と多様な生物がもたらす恵みを享受し利用するための教育研究を行っており、森林科学、農業生産科学、海洋生物科学の3部門からなります。各部門は、島根県中部及び西部の演習林、県東部の農場、隠岐の臨海実験施設を活用し、学生の自然に対する親しみや実地体験、新発見への貢献を目指します。部門間の教員が共通認識に基づき、森林から耕地を経て海洋へと流れ出す水と生活環境の関係、地域の活性化の視点から研究しています。教育面では各部門が協力した授業を開いています。環境共生科学科

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